この統計表で何が分かるか

この統計表は、厚生労働省が実施する国民生活基礎調査のうち、令和4年調査(2022年1月時点)の「所得・貯蓄」に関する結果の一部で、公的年金・恩給の受給状況を扱った第78表から第82表に当たります。世帯人員(15歳以上)を対象に、年齢を5歳階級で区分し、さらに性別と公的年金・恩給の受給の有無、受給がある場合はその金額階級ごとにクロス集計した構成になっています。つまり「誰が」「どの年齢層で」「公的年金・恩給を受給しているかどうか」「受給額はどの程度の水準か」を組み合わせて把握できる表です。

統計表の構成

表は世帯員一人ひとりを単位として、年齢5歳階級・性別・受給の有無・受給額階級という複数の軸で整理されています。受給額階級が設けられていることで、単に受給しているかどうかだけでなく、受給している場合の金額のばらつきを年齢層や性別で比較できる作りになっています。収録件数は336件で、第78表から第82表までの複数の表にまたがる形で構成されています。国民生活基礎調査は世帯を対象にした調査であるため、この表も世帯単位で把握された個人の情報を積み上げて集計したものと理解できます。

どんな調べ物に使えるか

この統計表は、年齢層別・性別に公的年金や恩給の受給状況を確認したい場面で使えます。たとえば高齢期における年金受給の広がりを年齢階級ごとに比較したい場合や、男女で受給状況に違いがあるかを確認したい場合の基礎資料になります。また、受給額階級別の区分があるため、受給者のうちどの程度の金額帯に人数が集まっているかという分布の傾向をつかむ手がかりにもなります。社会保障や高齢者の生活実態に関する研究、年金制度をめぐる報告書や企画書の基礎データとして参照する際に、年齢・性別という基本的な属性で切った公的年金・恩給の受給状況を確認したいときに向いています。

データの見方の注意点

この表は2022年1月時点の調査結果であり、その後の制度改正や社会状況の変化は反映されていません。年金額や受給状況を扱う際は、他の年の調査結果と単純に並べて比較する前に、集計方法や年齢階級の区分に変更がないかを確認する必要があります。また、国民生活基礎調査は全数調査ではなく標本調査であるため、集計結果には調査設計に基づく誤差が伴う点にも留意が必要です。「公的年金・恩給」という括りには複数の制度が含まれている可能性があるため、個別の年金制度ごとの内訳を知りたい場合は、この表だけでなく年金制度を所管する側の統計もあわせて確認することが望ましいといえます。なお、e-Stat上の最終更新日は2026年7月23日となっていますが、これは掲載システム上の更新日であり、調査時点そのものは2022年1月です。この点を混同しないよう注意してください。

ご利用にあたって

掲載内容は各省庁が公表する統計データに基づくものであり、統計の解釈・分析は編集部独自の見解を含みます。正確な数値は公表元の統計データを直接ご確認ください。