この統計表で何が分かるか
この統計表は、法務省が公表している出入国管理統計のうち「出入(帰)国者数 総括 港別 出入国者」という表です。全国の港や空港を通じて出入国した人の数を、月ごとに集計しています。今回取り上げるのは、出入国者の区分が「計」、入国・出国の区分が「総数」、港の区分が「総数」という条件で切り出した系列です。つまり特定の空港や海港ではなく、全国のすべての港をまとめた出入国者の総数にあたります。調査時点は2026年5月で、e-Stat上の最終更新日は2026年7月24日です。収録件数は107,613件と多く、この表全体では港別・入国出国別など細かい区分でも数値を確認できる構成になっていると読み取れます。
数値データを表で見る
| 時点 | 値(人) |
|---|---|
| 2025年4月 | 9,640,123 |
| 2025年5月 | 9,461,485 |
| 2025年6月 | 8,906,826 |
| 2025年7月 | 9,092,769 |
| 2025年8月 | 10,271,898 |
| 2025年9月 | 8,994,937 |
| 2025年10月 | 10,092,247 |
| 2025年11月 | 9,825,915 |
| 2025年12月 | 9,864,484 |
| 2026年1月 | 9,683,870 |
| 2026年2月 | 9,273,524 |
| 2026年3月 | 10,275,964 |
| 2026年4月 | 9,578,482 |
| 2026年5月 | 9,521,430 |
数値データの読み取り
全国計(港:総数)の出入国者数は、2025年4月が9,640,123人、2025年5月が9,461,485人でした。その後2025年6月は8,906,826人まで落ち込み、2025年7月は9,092,769人とやや持ち直しています。2025年8月は10,271,898人となり、今回示された期間の中では最も多い水準です。2025年9月は8,994,937人に下がり、2025年10月は10,092,247人と再び1,000万人を超えています。2025年11月は9,825,915人、12月は9,864,484人でした。2026年に入ると、1月が9,683,870人、2月が9,273,524人、3月が10,275,964人、4月が9,578,482人、5月が9,521,430人という推移です。
この並びを見ると、8月や10月、3月に数値が高くなる一方、6月や9月は相対的に低いという傾向が読み取れます。夏季や年度替わりの時期に出入国者数が増える可能性がありますが、これは今回の期間だけからの解釈であり、他の年の同時期と比較しないと季節性として確定はできません。
どんな調べ物に使えるか
この統計表は、全国の出入国者数の月次推移を把握したいときの基礎資料になります。例えば、観光・インバウンド関連の企画や研究で「全国の出入国の動きが月によってどう変わるか」を確認したい場合、この全国計の系列を出発点にできます。また、この表には港別の内訳も含まれているとみられるため、特定の空港・海港の出入国者数を全国計と比べて、その港のシェアや位置づけを調べる際の基準値としても使えます。入国・出国を分けて見たい場合は、今回の「総数」条件ではなく、入国のみ・出国のみの系列を別途確認する必要があります。
ビジネス実務では、季節ごとの人の動きの目安として、需要予測や人員配置の検討材料に使える場合があります。研究目的では、月次の変動をより長期の系列と合わせて時系列分析に用いることが考えられます。
データの見方の注意点
いくつか注意点があります。まず、今回示した数値は「港:総数」「入国・出国:総数」という条件で切り出したものです。特定の港や、入国のみ・出国のみの数値とは別の系列なので、引用する際はこの条件を明記する必要があります。
次に、調査時点は2026年5月であり、e-Stat上の最終更新日は2026年7月24日です。統計表は今後の月が追加されて更新される可能性があるため、最新の値を使う場合は公表元で改めて確認することをおすすめします。
また、今回示したのは一部の月の系列であり、それ以前の年や他の月の数値には触れていません。年単位の傾向や前年同月との比較をする場合は、対象期間を揃えたうえで別途データを確認する必要があります。分野の区分については、整理上「人口・世帯」とされていますが、これは公表元の正式な分類とは限らない点にも留意してください。
ご利用にあたって
掲載内容は各省庁が公表する統計データに基づくものであり、統計の解釈・分析は編集部独自の見解を含みます。正確な数値は公表元の統計データを直接ご確認ください。