この統計表で分かること
この統計表は、厚生労働省が実施する国民生活基礎調査のうち、所得に関する調査結果の一部です。世帯人員(15歳以上)を対象に、年齢を5歳階級で区分し、性別、そして公的年金・恩給の受給の有無と受給額の階級によってクロス集計したものです。第76表から第80表までの一連の表として構成されており、公的年金や恩給を受け取っている人がどの年齢層・性別にどれだけいるか、また受給額がどの階級に分布しているかを把握できる構成になっています。調査時点は2024年1月です。
世帯単位ではなく個人(世帯人員)を対象にしている点が特徴で、年齢と性別という基本的な属性で年金・恩給の受給状況を見られる設計になっていると読み取れます。
統計表の構成の見方
この表は具体的な数値の中身よりも、まず「どう区切って集計されているか」を理解することが重要です。軸は大きく分けて次の3つです。
- 世帯人員の年齢(5歳階級)
- 性別
- 公的年金・恩給の受給の有無、および受給している場合の受給額階級
これらを組み合わせることで、例えば特定の年齢層・性別における年金受給者の割合や、受給額階級ごとの人数の分布を確認できる形になっています。第76表から第80表まで複数の表に分かれているのは、集計の切り口(年齢階級の詳細さや受給額階級の刻み方など)が表ごとに異なるためと考えられます。利用する際は、まず各表のタイトルや表頭・表側の項目を確認し、自分の調べたい切り口に合う表を選ぶ作業が必要になります。
どんな調べ物に使えるか
この統計表は、年金制度や高齢期の所得構造を年齢・性別の切り口で分析したい場合に活用できます。
- 研究目的では、年齢階級別の年金受給率や受給額分布の推移を他年度の同種調査と比較する際の基礎資料になります。
- ビジネス実務では、高齢者向けサービスや金融商品を検討する際に、年金受給額階級の分布を参考にした市場規模の推計や顧客層の想定に使える可能性があります。
- 政策関連の資料作成では、性別による年金受給状況の違いを示す根拠データとして引用できます。
いずれの場合も、この表単体では受給額の絶対水準や年次比較はできないため、必要に応じて同じ調査の他の表や過去の調査結果と組み合わせて使うことになります。
データの見方の注意点
利用にあたっては、いくつか確認しておくべき点があります。
- 調査時点は2024年1月です。年金制度や物価の状況はその後変化している可能性があるため、最新の制度状況と照らし合わせる際は時点のずれに注意が必要です。
- 対象は「世帯人員(15歳以上)」であり、世帯全体や特定の世帯類型(高齢者世帯など)を対象とした集計ではありません。世帯単位の分析をしたい場合は、別の表を参照する必要があります。
- 公的年金・恩給の「受給の有無」と「受給額階級」が同じ表内で扱われているため、受給していない人と受給額が不明な人の扱いを混同しないよう、表側・表頭の定義を確認してから数値を読む必要があります。
- e-Stat上の最終更新日は2026年7月23日となっていますが、これは掲載・更新の管理上の日付であり、調査自体が実施された時点(2024年1月)とは別のものです。両者を混同しないよう注意してください。
- 国民生活基礎調査は調査年によって調査項目や集計方法が見直されることがあります。過去の調査結果と比較する場合は、年齢階級の区切り方や受給額階級の刻みが同一かどうかを事前に確認することをすすめます。
ご利用にあたって
掲載内容は各省庁が公表する統計データに基づくものであり、統計の解釈・分析は編集部独自の見解を含みます。正確な数値は公表元の統計データを直接ご確認ください。