この統計表で何が分かるか
この統計表は、法務省が公表している出入国管理統計のうち、外国人の国籍・地域別に入国者数を集計したものです。今回取り上げるのは「国籍・地域:総数」「在留資格:総数」で絞り込んだ、入国外国人数の月次データです。日本に入国した外国人の総数が月ごとにどう変化しているかを把握できます。単位は人で、調査時点は2026年5月です。
在留資格別・国籍地域別に細分化されたデータも同じ統計表に含まれているとみられ、総数の推移だけでなく、特定の国籍や在留資格に絞った分析にも使える構成になっています。
数値データを表で見る
| 時点 | 値(人) |
|---|---|
| 2025年4月 | 3,861,111 |
| 2025年5月 | 3,666,288 |
| 2025年6月 | 3,314,015 |
| 2025年7月 | 3,368,799 |
| 2025年8月 | 3,409,810 |
| 2025年9月 | 3,225,434 |
| 2025年10月 | 3,873,711 |
| 2025年11月 | 3,520,846 |
| 2025年12月 | 3,656,160 |
| 2026年1月 | 3,698,050 |
| 2026年2月 | 3,514,914 |
| 2026年3月 | 3,670,828 |
| 2026年4月 | 3,736,838 |
| 2026年5月 | 3,644,480 |
数値データの読み取り
総数(国籍・地域:総数、在留資格:総数)の入国外国人数は、2025年4月が3,861,111人、2025年5月が3,666,288人でした。その後2025年6月に3,314,015人まで落ち込み、7月は3,368,799人、8月は3,409,810人と、夏場にかけてはおおむね330万人台から340万人台で推移しています。
9月は3,225,434人とやや低下しましたが、10月には3,873,711人と示されたデータの中では最も多い水準になっています。11月は3,520,846人、12月は3,656,160人でした。
年が明けた2026年1月は3,698,050人、2月は3,514,914人、3月は3,670,828人、4月は3,736,838人、5月は3,644,480人と推移しています。月によって300万人台前半から390万人近くまで幅があり、季節によって入国者数に変動があると読み取れます。ただし、この変動が例年の季節性によるものか、特定の要因によるものかは、この総数の系列だけでは判断できません。
どんな調べ物に使えるか
この統計表は、訪日外国人や在留外国人に関わる動向を調べる際の基礎資料として使えます。たとえば次のような用途が考えられます。
- 観光・インバウンド関連の企画で、月別の入国者数の推移を裏付けデータとして引用する
- 特定の国籍・地域に絞った入国者数を調べ、対象市場の規模感を把握する
- 在留資格別の内訳を確認し、就労・留学・短期滞在など目的別の動向を調べる
- 経済指標や観光統計と突き合わせて、入国者数との関連を検討する
総数の系列だけでも月次の変動を把握できますが、国籍・地域や在留資格を絞り込むと、より具体的な調べ物に対応できます。e-Statの当該統計表では、抽出条件を変更して細かい区分のデータを確認できます。
データの見方の注意点
この統計表を引用する際は、いくつか注意が必要です。
まず、ここで示した数値は「国籍・地域:総数」「在留資格:総数」という条件で絞り込んだものです。特定の国籍や在留資格の数値ではないため、内訳を論じる場合は別途その区分の数値を確認する必要があります。
次に、入国外国人数は入国者の延べ数を示すものであり、日本に在留している外国人の人数(ストック)とは異なります。同一人物が複数回入国すれば、その都度カウントされる点に注意してください。
また、月ごとの変動には季節性が影響している可能性があります。単月の数値の増減だけで傾向を判断せず、複数月・複数年のデータと比較することが望ましいといえます。
最後に、この統計表のe-Stat上の最終更新日は2026年7月24日です。今後のデータ更新や訂正によって数値が変わる可能性があるため、引用時には最新の公表状況を確認することをおすすめします。
ご利用にあたって
掲載内容は各省庁が公表する統計データに基づくものであり、統計の解釈・分析は編集部独自の見解を含みます。正確な数値は公表元の統計データを直接ご確認ください。